卒業

 こんにちは!うらしまキッズ詫間です!

 学校の卒業式は翌日ですが、6年生がキッズに来るのはこの日が最後でした。
 卒業式前日の卒業の日です。

 最後の日と言っても、いつもと同じ一日で、特別なことは何もありません。


 外遊びをしていると、いつものようにインカムで名前が呼ばれ、僕が伝えます。

「××お迎え」

「早くない?」

「お迎えやで」

 もう一度声をかけると、その子は僕の顔をじーっと見ながら、何か言いたそうな表情で

「早くない?」

 と、もう一度言いました。

  昔は、帰り際にへそを曲げて困らせることも多かった子でした。

 だけど、その日はそれ以上は何も言わず、そのまま帰っていきました。


 ある子は、外遊びから戻る時に何かに気づいたように僕を振り返って「さようなら」と言いました。

 でも本当の最後、玄関では「さよならは言いたくない」と言っていたようです。


 別の子は、少し困った顔で「6年間お世話になりました」と挨拶をしてくれて、

 また別の子は、僕の「〇〇ちゃん、今日で最後なんだけど」という言葉に、少し引きつったような苦笑いをしていました。


 みんな、いつもと変わらないようでいて、少しだけ違う時間でした。

 だけど、最後まで、いつも通りのうらしまキッズの子どもたちでした。

 翌日の卒業式では、いつもとは違う表情を見せてくれるはずです。


 余談ですが、人は「これが最後だ」と分かっていても、その瞬間に実感が湧くことはあまりないと言われています。

 人の感情は、出来事と同時に動くのではなく、少し遅れて追いついてくるものだからです。

普段と変わらない会話や、いつも通りの帰り道で時間は過ぎていき、後になって「あれが最後だったのか」と気づく事の方が多いようです。

今日の子どもたちの様子も、そんな時間の流れの中にあったのかもしれません。


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